リベルサス(自費治療)(GLP-1作動薬)
GLP-1作動薬と呼ばれる2型糖尿病の治療に使われている薬のうちで、唯一の飲み薬です。GLP-1ホルモンとは、「痩せるホルモン」と呼ばれ、小腸から分泌され膵臓に働きインスリンを分泌させて血糖値を下げる働きがあります。GLP-1作動薬は、GLP-1ホルモンの成分を加工して分解されにくいように作られたお薬です。そのため体にあるGLP-1ホルモンに比べて効果が長く続き、食欲を抑える、おなかが空かない、代謝をよくする、効果があり、自然なダイエットへ導きます。※リベルサスは、2型糖尿病のお薬です。ダイエットの場合は、公的医療保険が適用されない自費診療になります。
[リベルサスの副作用]
最も多いのは、胃の不快感、便秘、下痢などの消化器症状です。症状が長く続く場合は主治医に相談下さい。
糖尿病の方
ごくまれに、急性膵炎を起こすことがあります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛が起こった時は、直ちに服用をやめて医療期間を受診して下さい。
まれに、低血糖症状を起こすことがあります。症状は、ふるえ、どうき、冷や汗、強い空腹感などがありましたら、ラムネや、ポカリスエットなどを、とってください。
その他、頭痛、浮動性めまい、味覚障害などの報告もあります。
[リベルサスを処方できない方]
以下に該当する方は、リベルサスを処方することができません。予めご了承ください。
重度の胃腸障害 (胃潰瘍、炎症性腸疾患など)
腎機能障害、肝機能障害
GLP-1作動薬に対してアレルギーがある方
膵炎や甲状腺疾患の既往、低血糖を起こす可能性が高い方
糖尿病の方
妊娠中または 2か月以内に妊娠を予定している方、授乳中の方
[「リベルサス」未承認医薬品等(異なる目的での使用)]
リベルサスは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
[入手経路等]
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
[国内の承認医薬品等の有無]
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているマンジャロがあります。マンジャロはBMI23以上の方のみ使用できますが、当院では取り扱いがありません。またリベルサスは国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。