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診断結果:メラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマ

メラノーマとは、悪性黒色腫とも呼ばれ、
非常に悪性なほくろのがんの一種です。

メラノーマ

メラニン色素を作るメラノサイトという細胞(色素細胞)が悪性化したもので、日本人は手のひらや足の裏に多いと言われています。一旦進行すると他のガンに比べて転移が早く致死率が高いため、早期発見、早期治療が大事です。メラノサイトという細胞自体は皮膚に広く存在しているため、メラノーマは全身にできる可能性があり、また口の中や、消化管など粘膜にもできると言われています。メラノーマは見た目や特徴などから、大きく4種類に分けられますが、日本人の場合は、足の裏、手のひら、爪などにできる末端黒子型が多く、特に足の裏のほくろは注意が必要です。はっきりとした原因はまだわかっていませんが、紫外線を多く浴びることや、皮膚への摩擦など、外からの刺激が関係していると考えられています。

メラノーマは、できやすい部位や形態などにより
主に次の4つのタイプに分けられています。

  • メラノーマは4つのタイプに分かれます。
    4つのタイプ

    悪性黒子型黒色

    おもに高齢者の顔面に発生しやすく、不規則な形の色素斑(しみ)が徐々に拡大してくるタイプです。時間がたてば色素斑の中央に結節が生じてきます。

    表在拡大型黒色腫

    胸・腹・背中など体の中心部や手足の付け根に近い部位に発生しやすく、白色人種や日本人でも肌の色が白い人に発生が多いタイプです。

    結節型黒色腫

    とくに部位は関係なく、結節のようながん細胞の塊がだんだん大きくなってくるタイプです。結節のまわりには通常、色素斑(染み出し)がみられません。

    末端黒子型黒色腫

    足のうらや手のひら、手足の爪部(正確には爪下部)などに発生しやすく、全体の約30%の発生があり、日本人に最も多いタイプです。

  • 早期発見のポイント
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    • ◎30代ぐらいからなど、歳ををとってからホクロができたら要注意
    • ◎大きさが7mm以上あるホクロは要注意
    • ◎小さかったホクロが急に大きくなった場合は要注意
    • ◎しみ・ほくろの形が左右対称性でない
    • ◎しみ・ほくろのまわりがギザギザしている
    • ◎しみ・ホクロの色の濃さにばらつきがある

よくあるご質問

FREQUENTLY ASKED QUESTION

ホクロと思っていたのですが、痛い、痒いなどの症状があります、メラノーマですか?
メラノーマは、早期では自覚症状はほとんどありません。進行すると痛みなどの症状が出る場合もあります。心配なシミ・ほくろがあれば、皮膚科専門医に診てもらいましょう。
悪性黒色腫(メラノーマ)予防法はありますか?
悪性黒色腫ができる、はっきりとした原因はまだわかっていませんが、紫外線を多く浴びることや、皮膚への摩擦や外傷など、外からの刺激が関係していると考えられています。紫外線対策を十分におこない、特に手や足のけがには気を付けましょう。
メラノーマとほくろはどう違いますか?
大きさが7mm以上あるホクロは要注意。しみ・ほくろの形が左右対称性でない、しみ・ほくろのまわりがギザギザしている、しみ・ホクロの色の濃さにばらつきがある、などが、違う点。
メラノーマができてしまったらどうしたらいいですか?
メラノーマは抗がん剤の効き目があまり芳しくない腫瘍です。放射線治療もあまり効果がみられません。よって、手術により腫瘍を全部取り去ることが、最も治るための近道です。全部取り去ることが、難しい場合は、オプジーボという新しいタイプのお薬もでていて、治療の選択肢が増えています。心配なシミ・ほくろがあれば、できるだけ早く、皮膚科専門医に診てもらいましょう。

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