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診断結果:接触性皮ふ炎

接触性皮ふ炎

接触性皮ふ炎とは、何らかの外的刺激が肌に接触することで、
紅斑・丘疹・水疱が生じ痒みや痛みがあります。

診断

接触性皮ふ炎とは、何らかの外的刺激が肌に接触することで、植物・金属などが皮ふに接触した部分に紅斑(こうはん、赤いブツブツ)・丘疹(きゅうしん、盛り上がった湿疹)・水疱(すいほう、中に水を持った湿疹)が生じる皮ふ炎で、痒みや痛みがあり「かぶれ」とも呼ばれます。見た目だけでは、アトピーとの区別は困難な場合があります。アトピーと異なるのは、起こる原因です。アトピーは遺伝、環境、ストレスなどが原因で湿疹が起こる為、治りにくいのですが、接触性皮ふ炎の場合は原因を特定できれば、その原因を除くことで治ることができます。

治療法

TREATMENT

原因に対する治療と湿疹についての治療の
2つの方向性が考えられます。

  • 2つの治療の方向性
    ビタミンA誘導体外用剤

    また、ケアとしては、患部をなるべく掻き壊さないことと、原因物質を避けながら、肌をなるべく清潔に保つとよいでしょう。日頃の生活の中で、原因が潜んでいると思いますので、遠慮せず医師に相談してください。

    • ●原因となる金属などを見つけ、除去する
    • ●ステロイド外用薬などの塗り薬
    • ●かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬の内服
    • ●重症の場合はステロイドの内服
  • 「刺激性皮ふ炎」と「アレルギー性皮ふ炎」
    「刺激性皮ふ炎」と「アレルギー性皮ふ炎」

    「アトピー性皮ふ炎」と似ているため間違えやすいですが、原因が複雑なアトピーと違って、接触性皮ふ炎ではアレルギーを起こす物質が炎症をおこすため、原因となっている刺激を排除することで治療することができます。

    接触性皮ふ炎は、さらに「刺激性皮ふ炎」と「アレルギー性皮ふ炎」に分類することもできます。

    • ◎「一時刺激性接触皮ふ炎」は、原因物質に触れることで湿疹を起こします。原因物質自体が持つ刺激や毒性(毒性のある植物や虫の毒、強力なせっけんや洗剤など)によってかぶれるため、アレルギーに関係なく誰にでも起こりえます。
    • ◎「アレルギー性皮ふ炎」は原因物質(アレルゲン物質)に繰り返し触れることで湿疹が現れます。
  • アレルギー性皮ふ炎の原因
    アレルギー性皮ふ炎の原因

    湿疹が現れたら、原因物質を特定することが一番の予防でもあり、対策となるので「湿疹がいつ、どんな時に、どこに発生するのか」を湿疹が現れる度にメモしておくと原因を特定しやすいと思います。例えば、子どもの口の周りにブツブツが出てる場合、よだれか調味料(特に醤油など)が原因の可能性が高いですし、首の周りや腕の周りに湿疹が出る場合は、ネックネスや腕時計が原因の可能性が高いといった具合で、考えてみてください。

    アレルギー性皮ふ炎の原因は人それぞれですが、特にウルシなどが有名です。

    • ◎植物(ウルシ、銀杏、アロエなど)
    • ◎食べ物(しょう油、山芋など)
    • ◎金属(銅、銀、クロムなどの指輪、時計、ネックレスなど)
    • ◎日用品(洗剤、化粧品、シャンプーなど)
    • ◎衣類(下着、おむつ、手袋など)
    • ◎外用薬(湿布・軟膏など)

よくあるご質問

FREQUENTLY ASKED QUESTION

アトピー性皮ふ炎と接触性皮ふ炎の違いは?
複合的な要素を含み原因が複雑なアトピー性皮ふ炎と違い、接触性皮ふ炎は外的刺激が原因による「かぶれ」や「金属アレルギー」などアレルギーによる湿疹などを示します。そのため原因となっている刺激を排除することで、しっかりと治療できます。

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