美容皮膚科的にみて、患者さんの肌に効果があるものを3つ挙げれば、シミにはハイドロキノン、ニキビにはグリコール酸、肌のハリ、つやにはビタミンAです。特にビタミンAは患者さんの肌に合わせて使用することが大事だと思います。ビタミンAは、効果が高い順に、トレチノイン→レチノール→酢酸レチノール→パルミチン酸レチノールとなりますが、効果が高いものほど刺激が強いといった難点があります。

1,エンビロン(Environ)

パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールを主に含む。レチノールの種類の組み合わせで使い分ける。

2,ゼオスキンヘルス(ZO)

純粋なレチノールを主に含む。レチノールの濃度で使い分ける。

3,トレチノイン

ニキビやしわ、シミの治療に使う。化粧品ではなく、医薬品である。

医師や専門のエステシャン、美容看皮膚科護師は、患者さんの肌質やお悩みに応じてビタミンAの使い分けが可能です。いろいろ、ご相談してみてください。