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円形脱毛症

GUIDANCE

円形脱毛症

髪の毛がコインのように丸く脱毛してきます。

髪の毛がコインのように丸く脱毛してきます。一カ所と限らず、多発したり、頭全体の毛が抜けることもあります。自分のリンパ球が自分の毛根を攻撃してしまう、自己免疫病だと考えられています。

円形脱毛症における日常生活の特別な制限はありません。

[円形脱毛症の治療法]

内服・外用療法
通常おこないます。
ステロイド局注
成人、脱毛が少ない場合行います。
局所免疫療法(SADBE療法)
小児、脱毛が多い場合行います。
光線療法(ターゲット型UVB照射器)
病変部にのみ高輝度のUVBを照射する、最新の治療法です。

[円形脱毛症とWig]

Wig(かつら)は、テレビのCMなどの影響もあり、男性型脱毛症や女性の薄毛に(主に部分用として)使用されるケースが多く知れ渡っています。しかし「円形脱毛症」や「火傷、抗ガン剤等の副作用、ケガ」などによって髪の毛の一部、もしくは全部を失ってしまうケースなどでは、Wigは単なるオシャレとしてではなく、日常生活、または治療を続けていく上で、とても重要な要素となっています。

これまで当たり前のものとしてあった髪の毛が、突然に抜け去っていく時のショック、抜け落ちてしまった時のショック、再発を繰り返すことのショック…。また、病気そのものを人に知られることへの恐怖感と人からの視線におびえる心理。このような事は言葉で上手く説明できるものではありません。

Wigはこのような状況下での不安定な精神状態を、少しでも緩和する手段として、また学校生活、社会生活を送っていく上で、つまりは、人との交流を図っていく上で、重要な役割を担っています。Wigが無くては社会生活そのものが途絶えるという現状があるのも事実です。

(JACC、日本円形脱毛症コミュニケーションより一部改変)

VTRAC(ヴィトラック)ターゲット型UVB照射器

白斑、乾癬、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、掌蹠膿疱症の新しい治療法

VTRAC(ヴィトラック)

ヴィトラックは、白斑、乾癬、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、掌蹠膿疱症を治療するターゲット型UVB照射器です。

病変部にだけピンポイントで治療できる上、他の光線療法(PUVA、ブロードバンドUVB、ナローバンドUVB)や内服薬、外用剤とも併用できるのが特徴です。治療効果を感じられるまでの時間が短い、かゆみがおさまるのが早い(乾癬の場合)、副作用のリスクが少ないなど、期待の最新紫外線治療です。

  • 他の治療と併用可能
  • 効果の実感が早い
  • 副作用のリスクが少ない

[ターゲット型]

病変部にのみUVBを照射する、ターゲット型です。

UVBを広範囲に照射すると、正常部位への色素沈着や発がん性のリスクの心配が ありました。ヴィトラックの場合、UVBが照射されるスポットサイズは 6.1cm×3.1cm と小さく、正常部位へのUV曝露が少ないのが特徴です。

[高輝度]

光を照らすと、光の先はだんだんと弱くなります。弱い光をいくら照らしても遠くまで届きませんが、強い光なら一瞬であっても遠くまで照らすことができます。

ナローバンド UVB の約180倍の強さの光なので、ワンショットごとに深くまで光がしっかり届きます。

[ヴィトラックの適応]

尋常性白斑・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・扁平苔癬・類乾癬・菌状息肉症・皮膚 T 細胞リンパ腫・円形脱毛症・強皮症

※一部保険適応外となる場合があります。

[治りにくいとされている皮膚の病気に有効なヴィトラック]

尋常性乾癬尋常性白斑掌蹠膿疱症円形脱毛症アトピー性皮膚炎

[ヴィトラック FAQ]

Q. 痛みはありますか?
まれに、ちりちりとした感覚がありますが、痛みはほとんどありません。お子様や年配の方でも安心して受けていただくことができます。
Q. どんな治療?
ヴィトラックで治療する部位を決め、正常部位を保護しながらハンドピースをあて、光をワンショットずつ照射していきます。従来の全身型治療と違い、疾患部をピンポイントで照射するため、短時間で治療できます。(疾患の面積により時間は異なります)
Q. どのくらいのペースで治療を受ければいいですか?
症状によって治療回数は異なりますが、週2~3回のペースで継続すると良いでしょう。数回の治療でかゆみが おさまる、色素が出てくるなど、実感される方もいらっしゃいます。
Q. 今、他のUVB治療も受けています
他のUVB治療も含め、内服薬や外用剤とも併用できます。詳しくは、医師にご相談下さい。
Q. ヴィトラックはどんな人に向いた治療?
ターゲット型治療器のヴィトラックは、次のような方におすすめです。
●全身型治療器では光が当たりにくい部位、または影になる部位に疾患のある方
●従来の治療効果がそれほどあらわれていない方
●疾患の面積が小さい方