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スキンケア・ウェブ診断

診断結果:甲状腺性脱毛症

甲状腺性脱毛

甲状腺性脱毛は、甲状腺疾患の症状の1つである脱毛が生じることです。

甲状腺疾患の症状の1つである脱毛が生じることです

甲状腺疾患とは、甲状腺の異常や障害により引き起こされる症状の総称で、甲状腺ホルモンの分泌が多くなる甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)と甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる甲状腺機能低下症(ていかしょう)の大きく2種類に分かれます。甲状腺ホルモンは人の体に多く存在し、細胞を活性化させてくれる働きを持っています。人の生存にはとても大切なホルモンで、新陳代謝を高める働きを持っておりこの甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎてもバランスがとれなくなり体に異常が起きてしまいます。甲状腺ホルモンは、体の成長を促進する働きを持っていて、髪の毛の毛母細胞を細胞分裂をも活性化してくれるのです。その甲状腺ホルモンの分泌量がバランスを崩して抜け毛が増えてくる原因となっているのです。通常の円形脱毛症と、鑑別しにくい場合がありますので注意が必要です。

治療法

TREATMENT

甲状腺疾患が原因となる甲状腺性脱毛は、
薬を服用することで改善の可能性があります

  • チラージンS(内服薬)
    チラージンS(内服薬)

    不足している甲状腺ホルモンを補い、バランスを整えてくれる内服薬を使用することで抜け毛が緩和されます。合成の甲状腺ホルモン薬(T4)で長い時間効いてくれるので安定を保てます。橋本病などの甲状腺機能低下症の治療に用いられる薬でもあります。他の薬と併用して使用するには、注意が必要なお薬で、効果が得られるまでに数か月かかる長く使用し続けるお薬です。

  • 塩化カプロニウム外用液(外用液)
    塩化カプロニウム外用液(外用液)

    一般的にカリプロニウムと言い、病院での処方が必要な緑色をした塗り薬です。塗った部分の血管を広げで毛根の血流が改善されて髪の毛に栄養が行き届くので発毛が促進されます。緩やかに効果を発揮してくれるので比較的強いお薬ではありません。1日に2~3回ほど患部に塗布して使用します。副作用は、あまり見られませんが、血管が広がりやすい入浴直後の使用は刺激を感じる場合があり注意が必要です。

よくあるご質問

FREQUENTLY ASKED QUESTION

甲状腺疾患は抜け毛に関係しているのですか?
甲状腺疾患は、抜け毛の症状を引き起こします。甲状腺からは、甲状腺ホルモンが分泌されておりこの甲状腺ホルモンの分泌量が原因となって抜け毛を引き起こすのです。

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